実例紹介!!女子プロゴルファー(2選手)が実践しているトレーニング

プロゴルファーは、常に自分のゴルフ技術に対してレベルアップを追及しています。そして自分の理想のスイングを追い求めています。

そこには、理想のスイング造りを行う上で、身体作りからと各プロゴルファーはトレーニングを行ってます。

理想的なスイングを習得するには、スイングを支える体ができていないと、継続して同じスイングができません。

また、スイング造りを行う過程で、必要な筋肉を鍛える事で、レベルアップしたスイングが持続して得られるようになります。

そこで、ゴルフの上達をフィットネスや肉体の側面から分析・研究したトレーニング方法を活用して、女子プロゴルファーが実践しているトレーニングを紹介します。

 

◆木戸愛 プロのトレーニング

木戸愛プロが、パーソナルトレーナーの指導のもと、どの様なトレーニングを行っているかの概要を紹介します。

 

動作分析

まず、トレーニングを行う前に必ず行うのが、動作分析です。カメラとパソコンを使ってスイング動画を取り込みます。

パソコン上に線を引いたり、以前のスイングと重ね合わして比較したりして、現在のスイング状態を分析します。

スイングの動作分析

木戸プロの場合は、スイングの調子が悪くなりますと、バックスイングの時、右腰が引けてしまう癖がありました。

その原因は、股関節の柔軟性と右の臀部の筋力が落ちてしまう事によります。また、切り返しからフォローにかけて、左腰が左の方に動いてしまう事があります。

これも、股関節の柔軟性が落ちている事と股関節そのものの使い方に問題がありますので、股関節を重点的にトレーニングしていきます。

また、手打ちの傾向を抑えるためには、体幹を鍛えていかなくてはいけません。インパクト後に右肩が出てしまの点も注意してトレーニングをします。

以上のように、現状の動作を分析してトレーニングメニューを先ず考えてます。

 

体内測定

次に体内の組成のチェックを行います。体内の脂肪の量、筋肉の量、などの体内バランスを測定します。

そしてウェストとヒップの比率を参考にして、どこを鍛えればいいかを判断します。

シーズン中にある木戸プロは、体重がオフシーズンよりも2kgほど体重が落ちてしまいます。

筋肉バランスとして、課題である体幹がやはり木戸プロは低いので、そこを集中的にトレーニングします。

一方で、木戸プロはシーズン中にもかかわらず、下半身の筋肉量がアップしているのは素晴らしいポイントとなります。

この様に、体の状態をチェックしていき、その弱点を徹底的にトレーニングします。

 

俊敏性

次に素早く体を動かし、脳からの伝達が筋肉に素早く伝えられるようにするトレーニングを行います。

細かく早く足を動かす事によって、筋肉の俊敏性を養います。

実際に木戸プロが試合中でプレーしているよう時に必要な、体の俊敏性に効果があります。

そしてかなり素早く動かすことで、筋肉に良い指令が行くようになります。

 

体幹を鍛えるトレーニング

木戸プロの一番の課題は体幹を強くすることです。そこで実際に木戸プロが行っています体幹トレーニングを紹介します。

ゴルフは回転運動であるので、体の腹筋による安定感は軸を作る事において非常に重要になってきます。

また、左側右側の両方を鍛えることで、体の筋力バランスがどのようになっているか知ることもできます。

体幹トレーニングでは、最初に体を安定させてあまり動かないで体の軸を意識した動作のトレーニング(ストレッチ)からはじめます。

次に腹筋を使ってV字腹筋のような上半身を動かすトレーニングをします。

Ⅴ字腹筋に左右の回転を運動などを加えて筋肉のバランスが均等になるように体幹トレーニングを行っています。

 

バランス感覚

ゴルフコースでは、平らな場所以外に、つま先下がり・つま先上がり・左足上がり・左足下がりなど、いろんな状況下でショットを打たなければなりません。

どんな状況下でも、確実に自分のスイングができなくてはなりません。プロでも、いろんな状況下をイメージしたトレーニングを行っています。

バランス感覚を鍛えることは、安定したアドレス、安定したスイング、安定したフィニッシュが養れるようにバランス感覚のトレーニングを行ってます。

バランスボールなどを使用してトレーニングを行ってます。

 

動作を改善するトレーニング

女子プロのトレーニングは、パーソナルトレーニングです

木戸プロの場合、下半身を強化させる事、体幹を鍛える事がトレーニングのメニューの課題です。

パーソナルトレーニングにてそれらの課題をクリアーしていかなければなりません。

始めはゴルフとはまったく遠いところから始めるトレーニングですが、やがてゴルフに限りなく近い動作でトレーニングするようになります。

その過程で、遠いところの動きから改善していく事で、だんだんと完成されたゴルフの動きができあがります。

 

ストレッチ(柔軟性)

柔軟性は1年間ツアーで戦い抜くためには重要なポイントになります。特に股関節と肩甲骨周りは、柔軟な選手ほど疲れはたまりません、1年間戦い抜くには柔軟性が必要になります。

そして股関節周りと肩甲骨周りの柔軟性をアップさせれば、スムーズなゴルフスイングができますし、ゴルフをしてて疲労やケガが少なくなります。

 

◆テレサ・ルー プロのトレーニング

テレサ・ルーはトレーナーと一緒に取り組み始めたという、そのトレーニングはいくつかのステップを踏んで進行します。

最終的には体全体を使って効率的にパワーを発生させる事と、同時に筋肉の持久力を高めることを目的として組み立てられています。

テレサ・ルー自身が「このオフから彼とトレーニングをするようになりまして、一番変わったのは精神面。集中力を持続できるようになった。このトレーニングに比べたら、ゴルフ場でプレーをするのはとても楽です。まるで公園を散歩するようなものです(笑)」とその効果を語っています。

そのトレーニング方法は…

持続する集中力

 

筋肉をほぐす

まずは疲労している筋肉をほぐすことからスタートします。ストレッチポールを使い、筋肉を自重で圧迫します。

5~10回行い、痛いところがあれば、さらにもう少し回数を増やしていきます。これを行う事で血流が良くなりますので、疲労物質が排出されます。

 

ストレッチ

次に筋肉の柔軟性を高める為のストレッチを行います。彼女の場合、3Dストレッチと言われる方法で、1方向ではなく、立体的にいろんな方法に筋肉をほぐしていきます。

例えば、腰位の箱に足をのせ、立ってる足のつま先と、乗せた方のつま先を伸ばして前後左右に足を延ばします。

更にひねりやねじりを加えることで、より実践的な動きにも対応していきます。

また、ストローをくわえながらやりますと自然と腹式呼吸になり、それによって肺呼吸による肩の上下動を防ぎます。そして肩が張ることを防ぐ効果があります。

 

アクティベーション

ウェイクアップコールとも呼ばれていまして、特定の筋肉に対し、「これから刺激するよ!」と筋肉に知らせる準備動作です。

ゴルフスイングで一番使いたい筋肉はお尻の筋肉と言います。

背中や腰でも膝でもなく、一番大きなお尻の筋肉を有効に使う事で、ボールにパワーが伝えられるといいます。

具体的には、跳び箱に蛙飛びで飛び乗る動作でお尻の筋肉を鍛えています。

 

トレーニング

トレーニングのポイントになるのは、特定の筋肉を鍛えるのではなく、体幹とか体全体を使って動作することです。

例えば、「ダンベルを右手で上げる」という動作も、右腕の筋肉だけではなく、背筋、腹筋、胸筋、そして体幹を使って行うイメージです。

ついては、トレーニングマシンは使わないといいます。なぜならばマシンを使う運動は簡単ですが、実はこのトレーニングには合わないと言います。

特定の筋肉を鍛えるのではなく、体幹を使い、筋肉同士の連携を意識しながら動かしていく事が大事といいます。

片手でダンベルを持ち上げる場合でも、主に使うのは背中の筋肉で決して上腕筋ではないといいます。

スピード筋力を鍛えるためには、プライオメトリック・トレーニングや、筋持久力を高めるHIIT(High-intensity interval training)と呼ばれる高強度インターバルトレーニングも導入してます。

このように筋持久力を高めることによって、最終18番までショットのパフォーマンスの低下を防ぐことができます。

そして、20秒間強い運動をして10秒間息を整えるインターバルトレーニングも取り入れています。短時間で高い運動効果が得られるようなトレーニングをしています。

 

◆女子プロゴルファーが行っているのはパーソナルトレーニングです

女子プロのトレーニング公開!

木戸愛プロにしても、テレサ・ルーにしても、トレーニングを行う際には、パーソナルトレーナーがプロの弱点などを分析して、個別メニューを組み立てます。

そして、どこの筋力を鍛えるかトレーニングメニューを組み立て、体の改善を行っています。そして、その効果は彼女たちのスコアーに表れています。

今や、ほとんどの女子プロゴルファーがパーソナル・トレーニングにて体力造りを行っています。